はじめに
案件動画(プロモーションビデオ)は、現代のデジタルマーケティングにおいて不可欠な要素となっています。
しかし、成功するためにはクリエイターと企業が共同して工夫する必要があります。
この記事では、成功の鍵をクリエイターと企業の視点から解説します。
表をご覧いただければわかるように、コロナの影響で広告がもたらす影響力に大幅な変化が見られるようになりました。
そのうちの一つがSNS、オンライン上での広告の増加です。
しかし、ただWeb上で広告として商品を紹介させる、そんな時代はもう古くここ数年のインフルエンサーを用いた案件動画での広告スタイルが主流となってきています。
伸びる案件動画のポイント⬇️
案件動画の成功要因
成功事例の紹介
案件動画の成功要因
1. クリエイター視点
オーセンティシティの重要性
視聴者は自然なコンテンツを好みます。
クリエイターが自分らしいスタイルを保つことが成功の鍵なので、広告メッセージを自然に組み込むことが大切です。
成功例として後の成功事例でも挙げられますが、サムネイルを見ても、それがプロモーション動画であることが分からないほど、自然ないつもと変わらない見た目をしています。
視聴者はテレビでは見られない新鮮な要素を期待しており、SNS上でそのようなコンテンツを見ることを期待しているのです。
クリエイター本人との関連性
登録者がなぜ自分をフォローしてくれているのか、しっかり理解しているどうかは案件を引き受ける際の徹底的なターニングポイントとなります。
どのようなコンテンツが人気で何を求めているかを掴むことができれば需要が一致するだけでなく、より普段のコンテンツに自然に組み込むことが可能になるのです。
例えば自分のYoutubeチャンネルでは普段からどのようなテーマで、トーンで、誰に向けて何を伝えることを目的としているのか理解することでチャンネルが視聴者から注目されるようになり、企業のリサーチにも引っかかりやすくなります。
統一感。この一言に尽きますね。
2. 企業視点
ターゲットオーディエンスの理解
各チャンネルには各層が存在し、普通のメディア広告と違うのは当たり前のことですがコラボしたクリエイターの視聴者層への露出ということになります。
つまりまずは自分たちの商品が誰から求められ、どのマーケットで売り出すことを理解していなければ、せっかくピンポイントでターゲット層に向けて商品を当てられるチャンスを逃すことになってしまうのです。
そうすれば自ずとその商品・サービスが欲しいと思うのは誰か、どのような状況か、など枝分かれする形で全体像が出来上がっていきその先にターゲットとなるオーディエンスのヒントが見えてきますよ。
効果的なコラボレーション
インフルエンサーとのコラボレーションに成功するための戦略を検討し、ブランドメッセージを効果的に伝えることが重要です。
明確なターゲット層が浮かべば次に考えるべきはゴールですよね。
インフルエンサーマーケティングの中で重要な項目の一つであるゴールの設定を正確に行うためにはその商品・サービスを誰に、どのように紹介してもらいたいか、そしてその後マーケットにどのような影響を与えたいかまで考える必要があります。
商品・サービスを一番知っているのはもちろんそれらを生み出している会社であって、クリエイター・インフルエンサーはあくまでそれに自分たちの意見を上乗せし信憑性をより高めた相乗効果で案件動画を成功へと導くのです。
成功事例の紹介
クリエイターの成功例:ヘラヘラ三銃士 X BOTANIST
こちらの動画はヘラヘラ三銃士さんとBOTANISTのコラボ案件なのですが、ご覧の通りサムネからは何の紹介なのか、そもそも案件動画ということすら主張されていません。
動画内でも3人が最近の恋バナであったり、ふざけ合いであったりと動画を通してヘラヘラ三銃士さんの動画スタイルがそのまま維持されています。
しかしその中でも商品紹介はしっかりされ、リアルな意見が共有され、と思ったら全く関係ない話になり、、と視聴者も思わず引き込まれる案件動画です。
では実際にコメントを見ていきましょう⬇︎
このように、コメントでも視聴者の多くに案件には見えない案件で本当に楽しませてくれる、ゴリ押しではなく自然に紹介してくれるからつい見てしまう、など案件と知りながらもついつい見てしまう、といったような意見が寄せられています。
企業の成功事例: 日清 X そろ谷の一発アニメ
大手ブランド日清は今話題のそろ谷の一発アニメさんとコラボし一躍話題となりました。
SNS派生キャラクターは、直接フィードバックを通じてファンコミュニティを形成し、リアルタイムでファンと交流し、熱烈な支持を受けます。
コミュニケーションディレクターの提案する「ファンベース」を通じたコラボは、「コミュニティを通じたスケール拡大」の効果を生むのです。
この戦略は「応援広告」効果も持ち、ブランドイメージを強化し、売上向上を促進する。
日清食品などは、熱烈なファンコミュニティとの多層的な関与を通じて戦略を展開していると言えます。
コメントを見ていきましょう⬇︎
このようにコミュニティ内の人が次々にコメントし拡散している様子が伺えます。
まとめ
案件動画の成功はクリエイターと企業の共同作業にかかっています。
オーセンティシティと効果的なコラボレーションが、伸びる案件動画の鍵です。
ただ報酬がもらえるから、ただ商品を紹介してもらえるから、といったような考えで両者のせっかくの機会を棒に振るよりも
今までの成果が認められた、自信を持って商品を紹介してもらえる段階まできた、といったように少し考えを考えるだけで案件動画の成功へと大きく近づくことができるのではないでしょうか。
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